「チョイ古道具ライフ」絶賛    2015.4.28

 色々なブログがある。

ほのぼのしたもの、知恵を授けてくれるもの、ドキッとさせるもの、一人でイキガッているもの、豪華カラー写真付き一流雑誌をただで読ませてもらっているような気がするもの、その内容は無限のバラエティーを持っている。

 最近、概ね私の守備範囲に合致するものの中であるが、例えば小屋づくりでも最高級の質を持っていると感じ入っているのがこのブログである。

      チョイ古道具ライフ

      http://nobrin7.exblog.jp/

 

 扱う対象は広く、小屋づくりなどほんの一部にすぎないが、すべてにわたって深く、上質だ。

色々な意味で考えさせてくれるものが多いので、ちょっと思うところをまとめたくなった。

 

1 年齢について

 DIY雑誌編集者が話していたところだが、マスメディアから小屋暮らししている人を紹介してくれとの話があるそうだが、付帯条件が付いているとのこと。

なるべく若い人を、できれば○○才までと。

 ここで似ていると思うのが四国遍路で注目される人の特徴だ。40日以上歩けき続けるなんて本来リタイアした完全無職の初老以降でないとできないはずで、現実にこれが圧倒的多数派であるが、だからこそか女性、若い人が熱いまなざしと厚いお接待を受ける。

干からびた中高年のおっさん、おばあさんより若人、女子の方が魅力に富み、絵になるからね。

「若手女子が開発した新商品」というふれこみも同趣旨だろう。

しかし、この作者(「nobrin-7さん」または「氏」と略させていただく)、前職は大学の先生らしいがその戦後の年数と同年という人生の履歴は見事なまで現在に生きている。若さの魅力だけでは到底太刀打ちできるものではない。


2 地域 東京と地方(岡山)について

 岡山は災害が少ない地域と言われる。

 環境活動家、芥川賞作家で移住した人もいる。

 半分冗談に岡山に移住しようかというと、「岡山って何があるんだろう。キビ団子と果物くらいしか思い浮かばない」という話に落ち着く。倉敷や後楽園は出てこないようだ。

 関東から西日本といっても思いつくのは兵庫・神戸位が限界かも。

   *この芥川賞女流作家、今はパリに移住しているようだ。あの金髪イカレ風もか

    なり健全なママ風に変わっている。

 最近、お笑い芸人でベストセラーをだし、三島由紀夫賞にノミネートされた人がいる。語っていたのが芸人として中央・東京に出ることの重要性だ。

その気持ちはよくわかる。同じことをしても注目されるには圧倒的に中央・東京なのだ。

どうしてそうなるかというと主要メディアは東京にあるから。

 面白そうな話題があるとして首都圏なら日帰りですぐ行ける。これが新幹線往復+宿泊費×取材スタッフ人数 がかかるとなると相当なブレーキとなってしまう。

 それゆえ話題の主の地域は限定されがちとなってしまう。

東京圏でも・大阪圏でもなくて全国区メディアで取材されるというのは、よっぽど内容、価値を持つと思って間違いないようだ。nobrin-7さんはそのおひとりと思う。

 

3 舞台が違うと違う魅力がうかがえる。

 西日本では焼き板を外壁に使う工法があると、情報としては知っていたが、東日本では見たことがない。現実に使っているのを初めて目にすることができた。狭い日本なのにずいぶんと違うものだと思う。

取材対象においても「多様性」が必要。

 

放置別荘地とのことだが、海・山の津波もなさそうだし、いつ倒れて殺人兵器になるかもしれない不要な高木もない見晴らしの良い一等地。これが東京圏に在ったら大変な金額になろう。

 気候温暖な土地柄か雑草の繁茂が他地域よりすさまじいこともうかがえる。こういった「差異」が持つ魅力を知ることになるのも色々な地域に住んでいる人の発信があるからだ。

メディアの取材がなくても、見ている人は必ずいるので発信を願いたい。

   2015.4.28 以下続く。

 

4 美術系学校出身者の魅力

 このところ、というか、かなり前から留意しているのがこのこと。

 美術系学校出身者で美術以外、例えば文学でも実績を上げている方が少なくない。

 村上龍は典型だ。

 なぜだろう。対象を独断や偏見なしにストレートに見る良い癖がついているかもしれない。

 氏の本来のフィールドであるデザイナーとしての力量はもちろん秀逸。配色、デザイン等やっつけ小屋づくり人のかなうものではない。日本人とイタリア人の差のようなものを感じる。

   

5 個人の力量

 ご本人の性格もかかわってくる。DIYの世界で「プロを超えるアマチュア」になりたいという人がいるが、それには質の高さを求める向上心が必要。

氏のこだわり癖・完全癖はそれを現実のものにしている。

 

* 藤森氏推奨の「菅の船頭小屋」が有名であり、私も新聞でちらっと見たが記事内容は薄くそれだけではよくわからなかった。しかし氏の記事は補うどころか小さな論文になっている。氏の徹底癖に感謝したい。

 http://nobrin8.exblog.jp/19088098/


(2015.5.2)

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当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
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