このところ首都圏での若い男性小屋暮らしが話題となる。
9.30毎日新聞記事は珍しく北アルプスを望む信州に住む初老男性のものだ。
3畳で雨水、太陽光発電、薪ストーブ、人糞堆肥利用とのこと。
雨水タンクと片流れでない屋根が癒しを感じさせる。
ただ、車輪を付けているとあるが雨水タンク、手前の増築部分を見ると、モバイルハウスというのは無理だろう。
記事内容は練れてなく、デスクのチェックに疑問。本宅、ゲストハウスと庭先の小屋計2軒か3軒かはっきりしない。農業その他実業の傍らの週末別荘的あるいは短時間的小屋暮らしなのか、そうでないのかも判然としない。
それはともかく、田舎の住宅事情を考えるとき別棟の小屋作りは決して突拍子ではなく割とあったことなのだ。
大体敷地は300坪近くはあり、庭には小さな畑も作るのが一般。
年寄りになったおじいさんのために庭の一角に隠居所を作る例も少なくない。
元気なおじいさんはそれこそ少年時代の秘密基地遊びを想い出して日曜大工的感覚で小屋を
創り出すことも稀ではない。
小屋暮らしといっても内実はかなりの差がある。それでいいんじゃないですか。
(2015.10.4)