50歳で退職のお二人
①先週金曜日だったか、テレ朝の夜の看板ニュース番組にあのアフロヘアで有名な朝日新聞女性編集委員が出ていた。
かねてから50になったらやめるつもりだったが、達っするので辞めるとのこと。
今も湯たんぽですか?と古舘さんが聞くと、そうですと返事。
この方、最低限の契約アンペアで生活している。暖房は湯たんぽ。それを数年前紙面で知った。
ぎすぎすと相手を攻撃するのではなく日本的なほんわかしたタイプで好感度が高い。
一度はがきをもらった。
②今日の新聞に磯崎憲一郎さん退職の記事が載っていた。2009年、「終の棲家」で芥川賞を受賞。
受賞時、作品に作者の出自や属性は関係ないと会社員としか名のらなかった。
三井物産本社部長職の50歳。
同じ受賞者でも父親の忌まわしい性犯罪のおかげで中卒の少年日雇いになった西村さんと違いすぎる。
朝日新聞と三井物産、若くして大きな組織で認められるポストに就きながらもさらなる向上と起業者的独立心を抱いての離脱なのだろう。
50歳という年齢。将来を考えるとき微妙な年だ。60歳定年まで9年、8年と秒読み。今の体力もあと何年続くか。
年金受給資格25年は完全クリア、退職金取得、退職後の東工大教員ポストの確保(磯崎さん)と優れた創造家は優れた現実家でもあるようだ。
一種、理想だ。
2015.9.28記