② 宇多田ヒカルの初恋(NHKTV)
今日、NHKTVゴールデンアワーに宇多田ヒカルの大特集
サッカーワールドカップよりこちらを見た。
改めて「初恋」を聞かせてもらった。
私,歌詞より曲が8割と思う人間。
なので冒頭、末尾に出てくる上がったり下がったりする単純だがどこか昔懐かしい旋律の繰
り返しに惹かれた。
後白河上皇が偏愛した今様のイメージにダブる。
https://www.youtube.com/watch?v=HGJK1IKIvrI
2018.6.30記
① 宇多田ヒカル 俵万智 それに
宇多田ヒカルが世に出たとき、人はその新鮮な世界に感動し、酔いしれた。
彼女の影響は強く、宇多田ヒカルのように歌う女性が増え、今に至っている。
全体として宇多田的ワールドは広まったがその分インパクトは希薄になり、新鮮度は低下してしまった。
もう賞味期限は過ぎたかと思われた矢先、
新曲 初恋
これはすごい!爆発的ヒットになるだろう。一部10秒くらいしか聞いていない
がクラシックの名旋律のような趣がある。
ここまでくると母藤圭子が語っていたように天才と言っても大げさにはなるま
い。
似たような人が二人いた。
俵 万智
彼女によって短歌など読んだことのない人も短歌に目を向けるようになった。
たちまち世の中、俵 万智風の歌ばかりになった。
もう一人写真家
無邪気な男の子の面白い日常姿を撮るなどで木村伊兵衛賞を獲った若い女性(名前は失念)。*
そっくりな写真がやたらに増えた。
パクリと言うよりその世界を知って自分もとりこになったというべきだろう。
責められない。
しかし、このお三方、皆若き女性(当時)。
軽くみられる「女子供」で初めてなしえた偉業と言うべき。
平安の女流文化は今に続いている。
*「男子」などで有名な 第32回木村伊兵衛写真賞授賞の梅 佳代さんでした。安価な自動カメラで自動撮影らしい。道具より撮る人の心ということか。
2018.6.8記