むかしむかし、ずっと
いなかの しずかなところに
ちいさいおうちがありました。
と、はじまるこの子供の絵本は今なお人気が高い。
大人になってから、なお思い出す人が多い点でも特異だ。私もそうだけど。
2010年12月14日民放夜のTV番組であの池上さんも熱く語っていた。
ページを開きながら。
なんと翌日12月15日の新聞でも触れられていた。
「2010年 話題の本(朝日)」で松田哲夫さん(お話を聞いたこともある方)と市川実日子の対談で、松田さんが今年の夏の直木賞を受賞した中島京子さんの「小さいおうち」を読み応えのある物語だと評すると市川さんが、タイトルから小さいころに読んだバージニア・りー・バートンの「ちいさいおうち」(岩波書店)という本を思い出したと述べ、松田さんが、その絵本のことも、上手に話の中に絡めてあると話していたのである。
この絵本を翻訳した石井桃子さん(101歳の長生きであった。)のおうちには阿川尚之・阿川佐和子さん兄妹もよく遊びに行ったそうだ。尚之さんは米国滞在中、絵本のちいさいおうちに似た家を購入して3年住んだと言うからおもしろい。(2010記)
家・小屋・住まいでは掘立小屋作りから「泊まる」ことまで広く住まいに関して思うところを述べたいと思います。