老年の新人

 

「特異な輝きを持つ受賞者の出現はその賞を活気づかせる」の出だしで始まる文芸月評(読売8.25)は、又吉さんと羽田さんの芥川賞に触れた後、2年前に最高齢75才で受賞した黒田夏子さんのことを述べ、その黒田さんを見出した早稲田文学新人賞に話を進める。

 

今年8月、80歳近い中野睦夫さんがその早稲田文学新人賞を受賞したのだ。

待田記者は、「老年の新人の魅力は長い間、世間からかえり見られずに書き続けた途方もない孤独の跡が、小説に刻み込まれている」と書いている。

やや残酷、冷徹な表現だがそのとおりだろう。

かって現代詩人荒川氏がNPOなどやっているのは本業がパッとしない連中だと述べたことを想い出す。

 

挫折と失意の中で山奥に隠棲した鴨長明。

世間からかえり見られずに後半の人生を終わったが、文章での表現とは裏腹に心の片隅にはいつか広く認められたいとの気持ちは残り、書き続けることはやめなかった。

 

無為だ、逃げだ、などいろいろ言われても最後の最後、個としてのプライドは捨てられない。文章を書くことは自己を主人公にできることで、自己救済になるのだ。

長明は百年、二百年の年月を経て古典になった。

中野さんは80近くなって顧みられることになった。ハッピーエンドの人生となった。

 



                             (2015.9.18)

 

 

 ホームに戻る

 

当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
こちらは絶版です。