多動力(ホリエモン著)と服を着られない人 そして小屋を建てられない人 v2
ホリエモンは収監された(実刑の)刑事前科1犯になるわけだけどこのところ相当数の青年からカリスマ的人気を得ているようでメディアにもよく露出している。
かっての故三浦氏に似ているところもある。
今、書店に彼の「多動力」が平積みされている。
元々彼の本は「読む」気になれるものではないがキャッチコピーの影響で「見る」気になって書店でパラパラっと目を通してみた。
1冊10分もあれば雰囲気はわかる。
率直に言えば、話しは通じ割と面白かった。
教育界で、落ち着きのない困った子の特徴とされる多動性について自己弁護の意味もあろうが多動「力」と位置づけている。
これはこれでいいのかも。
最初に出てくるエピソードが興味深かった。
あのテスラモーターズのCEO氏は「服も着られないらしい」とあった。
ボタンをかける間に次々にアイディアが浮かんでボタンなどかけていられなくなるというのだ。
これほど短時間で生じることはないだろうが、一定のスパンで考えればが似たような自覚を持たざるを得ない人も少なくないのではなかろうか。
私の場合は「小屋を建てられない」情況がそれだ。
当初は、(両脇の)壁を作らなくて済むというだけでA字型の家を作り始めたが
そのうち縄文風竪穴式住居の原理を取り入れて素朴な地中熱住居にしたいと床を作らないことに変更。
土間は土にしようと思っていたが、それではあまりに不衛生なのでコンクリート土間に変更。
暖かさ、ひんやり感という熱伝導性は維持したいので断熱材は入れられないが防湿性は望まれるのでその兼ね合いが難しい。
(最近)
ある程度進んだところである農家さんがビニル温室内の地中熱効果を上げるため温室の外側に縦に5㎝幅の断熱材を埋め込んだことを知った。
元々過度な水が小屋地下に流入することの阻止(竪穴住居では切実な課題)、そばにある木の根の侵入阻止、そして肝心な小屋地下の土壌の熱(暖かさあるいは冷たさ)の保護・維持を考えていたので小屋両側の地中につながる壁を少し長くし、かつこの部分には断熱材を裏打ちすることにした。
*(福島の冷凍壁に通じるものも感じる)
その工事のため室内に柱を立て、ベッドになる二段目のロフトを一部切り落とすことが必要になった。
こうしてなかなか建てられないでいる。
今、既存の壁を掘り、これに断熱材付きの樹脂製パネルを付け足すための工事中ということになっている。
そうだせっかく基礎部分まで掘りおこすなら来るべき震度8の巨大地震にそなえて独立基礎間を鉄筋コンクリートで連結させようか。
独立基礎だけでは震度8には耐えられない気がする。
またやることが追加となる。
2017.6.30記