土地の購入 伊豆の別荘地が安い。その1 v2
伊豆の中古別荘が安いという話をちょっと前に友人から聞いていたが、信用力ある?朝日新聞の二日前の記事で納得することになった。
小屋、山小屋、別荘を建てる地を探している方は参考になさったらどうか。
どうもブログ等を見ていると問題ある地をつかまされている感のあるケースが少なくない。
気に障るかもしれないが宅建取引主任という2週間で受かる軽量資格(*)のほかサラリーマンが一生に一度あるかないかという千万円単位の不動産について何度かの取引経験があるので(抵当権の抹消と所有権の移転が同時のもの)、参考になればと思うところを述べさせていただく。
*こんな弱小資格で自信を持つべきではない(特に大型物件について)。
かってその分野で高位にあるともいえる不動産鑑定士が利子だけで月100万という高額な借金をして競売で都内の土地を取得した。が、占有者の筋が悪く、立ち退き料を3千万請求するなどしてなかなか引き渡しをしてくれない。崇徳院じゃないけど頭に血が上り、怒りで鬼と化した鑑定士は占有する一家6人中5人を次々に殺害し、或る者についてはひき肉器にかけて処理するというおぞましい事件となった(練馬区)。
最近も大手住宅メーカーが地面師に引っ掛かり数十億だまし取られたとか。
犯罪プロは確認のため当事者に届けられる郵便についてその配達時間あたりに待機して届いた郵便物を抜き取るくらいのことは平気でする。
雑駁な考えを順不同で羅列
1 価格が高すぎないか今一度検討を
・上記新聞記事は参考になる
・安ければいいというならNHKTV番組で紹介された茨城県H市(旧T村)の例もある。
・前の所有者が生活備品を残してくれているので大助かり、などと考えるのならあまりに軽率。親が死んで無人となった家を売却するための家財撤去費用平均は50~60万円程度。
家財を残すというなら撤去相当分の減額を申し入れるべき。
2 狭すぎないか今一度検討を
20坪、30坪なら確かに安い。が、家の前が隣家の便所、台所となる。田舎暮らしで都会の長屋暮らしを味わいたいわけ?
日曜大工が好き、少しは自給自足的暮らしをしたいというなら一定の広さが必要。
狭いと最初は良いとしても5年たつと嫌になってくる。永続させたいなら、良好な近隣関係を維持したいなら200坪は欲しい。
都会で100坪というと広いが田舎では息が詰まる狭さと変わる。旧軽井沢では取引単位を300坪以上とするとのこと。なるほどと思う。
3小さな買い物は浪費に、大きな買い物は投資になるという話がある。
小さな家を建てれば出費は少なく済むがそれで終わる。
プラス〇百万して小部屋、入口、水回りを別に加えれば一部を賃貸にして老後の個人年金の機能を果たさせることができる。
別に人に貸すことはなくてもミニログハウスを建てて一杯の土地では夢も希望も残り少ないが、
土地に余裕があれば畑に(場合によっては水田も)、果樹園に、養鶏も、今はやりのカフェも併設でき、別の果実取得の可能性も出てくる。
広い土地というと当然費用のネックが生じる。
しかし200坪としてもツボ1万の土地で200万円。正規雇用なら、最近の大卒初任給20万円の10か月分。ボーナス年5か月分出るとして2年分。ちょっと待てばよい
非正規雇用でもこのところアルバイトの時給は千円を超えている。歯を食いしばって貯蓄に励めば困難ではない。
折衷説で嫌いな「社畜」を数年してからあこがれの「無職」に転じるという方法もあるし。
とにかく焦らず数年待つということも必要と思う。
上の記事では300㎡で10万円!しかも平坦地ではないか。
千坪、二千坪と言ってもほとんどがかなりの傾斜地で家を建てられる平坦地はミニログ1軒分という物件が多い。それなら平坦地100坪の別荘地の方がまし。
2017・8・17記