ここに方丈庵があったとされる方丈石を見て、ここは違うと思わざるを得なかった。

方丈記原典の内容にそぐわないし、その他合理的に考えれば考えるほどおかしいからだ。

  詳しくはこちらを

でも、そんなことをいう人は私以外一人もいなく、と長いこと思っていたらなんと淡交社の評価の高いシリーズの一つ「法界寺」にほぼ私と同じ見解を示している方がいた。

    遁世の条件 日野山の長明  京都市美術館長 村井康彦

 

以下内容を紹介させてもらおう。

「方丈石という名は後世の人がこの岩塊(盤)の上に方丈の庵を立てたという推測に基づく呼称である。」

 

「現状が鎌倉初期の地形をどこまで残しているかわからないが」

 

「長明の方丈の庵は岩塊(盤)を利用する形で、その上に直に建てかの如く考えられがちであるが、それは違うと思う。」

 

「建物は「土居(つちい)」の上に建てられている。土居とは木を四角形に組んだ「土台」のことであるから岩盤に凹凸があると水平を保てない。それ以上に問題なのは、岩盤の上に直接土台を置いたのでは風の強い時は建物全体が吹き飛ばされかねないことだ。

 

やはり建物は土の上に土台を置き,そばに打った杭と結びつけて固定したと考えておくべきである。」

 

上記の引用カ所は大体私と同じような立論だ。

しかし、氏はその先大胆に地点について推測をされている。周到な学者さんだ。

 

「したがって、現状よりももっと山際寄りに平地があり、そこに方丈の庵は立てられていたとみる。」

 

 長明は家の建築について技術的にも、社会心理的にも非常に強い関心・こだわりを持っていた人。

 何度も小屋の移住をしてきた人。軽はずみな立地選定はしないと思う。

 

 おまけ

ものづくりにこだわりを持つ小生、耐震を考えて小屋の筋交いもパワーアップした。

窓があるのでこうなった。鉄筋コンクリート建物の事後的補強にも似たものがある(もちろん重量鉄骨だけど)。

 

 

2015.12.19記

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当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
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