2 DCファン換気扇の防音・気密扉
吸気用DCファンの室内側に取り付けた扉。
12ミリ合板の周囲にパッキンの代わりに隙間テープを貼り、これを押さえつけるかたちで締める。音の出入りがなくなる。楽器の練習をする場合にも有効。
外側には網を貼ってある。
1 土間ハウス 換気と除湿
土間ハウスは天井も割と高く、また、文字通り床なしの土間なので夏も一般家屋のように耐えがたい暑さにはならない。
しかし放散される湿気は何とも対処しがたく、金属は錆びやすくなる。
普段は窓を開けておくが、不快昆虫類が入るし、防犯上の問題もある。
そこでDCファンと太陽電池で年中無休の換気を行うことにした(昼間)。
在庫を点検すると使っていない小さなパネルのほかにDCファンが4個あった。
3個を使って2個を高所に設置して排気にあて、1個は低所に設置して吸気専用とすることにした。
注 一般住居の場合、台所の換気はガスレンジの上に排気ファン、ちょっと離れた低いところに吸気口(自然)を設けているようだ。今回効果アップを狙って吸排気ともDCファンによることにした。
工夫の1
DCファンというと4つのビスで固定するため中央に大きな丸い穴をあけるのが大変そうという人がいるがそんなことはない。FAN自体は角型なので4枚の側板で抑えるようにすればよい。
半田付けを止めて圧着端子を使うのと似た方向性を感じる。
写真のように縦の板の高さをファン高さより㎜単位で短くする。そして両面テープ付きクッションテープを介在させて上の板をコーススレッドで締める。上と下の板でファンを挟み込むことになるわけだ。圧着端子と同じ働きだ。
工夫の2
側板だけでは完成度は不十分。
壁に穴をあけても素人DIYではおそらく隙間だらけ。充填剤を使わない限り空気の流れは減衰してしまう。で、それぞれの側板に直角に板をねじ止めする。こうすれば隙間だらけの壁穴に挿入しても密閉できる。
工夫の3 虫封じ
外側に両面テープで網を張り、さらにその上をアルミテープで保護しておく。
注)外といっても雨が吹き込まない場所なので雨除けはしていない。必要な場合はその備えも。
壁の穴あけと設置状況は次のとおり。
ドリルで穴をあけ、そこにジグソーの刃を入れて切った。案の定、歪な穴あけとなってしまった。
これで完成したわけではない。これじゃ、音が筒抜け。
近隣関係を考えると丸ノコなど大きな音が出る機械は室内で使うべきかなと考えている。
また、極寒の季節だと保温の点からもマイナス。
そこでファン前面に防音・断熱扉を付け加えることにした。
以下、続く (2015.6.25)