火災2件 ドバイと築地
ドバイの超高層建築の火災写真が新聞に載っていた。
イギリスの火災に似ている。
実は前に触れた日経の雑誌記事に外断熱材起因の延焼事例としてドバイそして中国の火災が載っていたのだ。ドバイは2回目?
新聞には安価な断熱材を使ったからではと書かれていた。
高価なそして面倒な外断熱材工事ならやらない方がいいということになるだろう。
内断熱なら流行りの「自己責任=区分所有」火災だけで済むことになる。
煙突効果による急激かつ爆発的燃焼をさえぎる断熱材なんてどの程度あるのか疑問。
なお、日本の高層建築で外断熱が流行らないのは日本人はベランダが好きでこれを作ると外断熱工事がしにくいからとあった。
ベランダでささやかながらも植物を育てたいとする日本人的志向が良かったことになる。
築地の火災原因として「伝導火災」なる単語が述べられている。
思うに薪ストーブ起因の煙道火災に近いのではないか。
煙道火災以外で気になるのが低温炭化による火災だ。
ストーブ傍で一日中熱を受けそれによる乾燥効果は半端じゃない。
「輻射火災」という言葉はないのだろうか。
建築家による安易な今日的建築手法をうのみにするととんでもないことになる。
それにしても建築家は裁判になっても無罪がほとんど。白い巨塔の医師よりよっぽど保護されている。
私見ではガソリンを使う発電機、生火を恒常的に使う薪ストーブの室内使用は避けたいところ。
2017.8.6記