竪穴住居見学 ― 加曾利貝塚博物館
東京湾内湾東側にある加曾利貝塚博物館で見学会があるというので行ってみた。
関心を持つ人は多く、子供と親で100人以上いた。
資料、本で見るのと違う。
特に現地説明者との話で得るものが少なくない。
内部だが,ご立派。
私:孟宗竹を使っていますが孟宗竹って江戸辺りからでしょう。
答え:そう。この再現上物は嘘っぱちです。
私:ではマダケ?
答え:マダケも奈良時代辺り。
私:えー!
答え:上物で残っているものはない。
真実どういう形、構造だったかはっきりしない。
疑問が解けた感じがした。
こちらの方がはっきりする。
西丸震哉さんの野宿方法、猟師の仮宿に通じる。
周囲は土を盛り、雨水が入らないようになっている。
中の窪地部分の深さは40センチくらい。保温、防風の意味であろう。
中央にはおそらく囲炉裏があったのだろう。
住宅の原点という感じがする。
ところでもう一つ現地を見てわかった点
貝塚って入り江や川から近く、それでいて高台にある超一等地であることだ。
カラッとして気持ちがいい。
追記 木を削る石の斧があった。
縄文時代の年月は実に1万3千年。ここは中期にあたるとのこと。
2016.2.10記