車中泊という宿泊形態がある。
これはハードルも高くなく、行っている人も多い。
映画・テレビドラマの重要な要素になっているものも散見される。
震災直後これを行う人が目だったが、健康に悪いとか命を落とすとか批判する向きも少なくなかった。
それは座った格好での宿泊だからだ。
車中泊のコツは一にも二にも背中が平らになるかにかかる。
平らになるならファーストクラスに負けない。
私は全行程、車中泊で東京~九州最南端往復も四国88カ所めぐり(8泊)も行い、宿泊費0円で済んだ。
上の写真は、愛用ハイブリッドカー。何もせずに背中が平らになるので助かる。合板にカーペットを貼ったものを置いただけ。全長2m位は確保でき、大人2人は楽に睡眠できる。
空調完備、情報機器・発電機付の全天候型モバイルハウスだ。
西部劇の幌馬車、方丈庵の後輩・現代版ともいえる。
燃費は都内では22~23キロといわれているが、郊外で使う私の場合、平均27キロくらい、季節のいい時で30キロ、悪い=寒い今、25キロくらいとなる。
一回の満タンで連続1000キロは走れるので原発爆発時の避難用に用意する人も出てきた。水タンクは200リットルのものがすっぽり入る。
ここで思うのが本筋の木造モバイルハウス作りのこと。
はっきり言って参考になる実用性あるものはいまだ目にしていない。
1トンを超える重量に耐えるシャーシー、車輪の用意
頻繁に生じている風速30mに耐えられる構造
40度を超える昨今の日本の夏を乗り越えるすべ
など、容易ではない。
ならばトヨエースクラスの車検切れ車体を用意する方が近道ではないか。
脱法くさいトレーラーハウスと違い、車輪付きのよく見る自動車に固定資産税をかけようとするものはいないし。
窓、断熱材なしの炎熱地獄必至のコンテナよりずっと改造は簡単に思われる。
車体劣化防止と生活の向上のため車を覆う屋根を作ればベターだ。
普通の壁なし車庫に固定資産税を掛ける自治体はまずないだろう。
車庫屋根+入口に背の高い門の設置くらいで家屋とは評価されないと思う。
車庫屋根上では太陽光発電、土地の片隅には仮設トイレ(屋根なしの遮蔽板で周囲を囲む)で最低限のことは済むのではないか。