4 筋交いの中に住む。


 一般に小屋を作るという場合、

独立基礎を並べる→

その上に2×6を縦にして枠を作って土台にし→

その上に構造合板を並べて床にし→

床を囲むように2×4と合板で作ったパネルを立て、

その直方体の箱上に△トラスを置く、というのが殆どのようです。

 ペール缶ロケットストーブと同様どれを見ても同じではつまらないので、独自の工法で作ってみました。

 基礎兼柱になる鉄筋コンクリート柱を4本立て、これに沿わせて3mの木柱を立てます。これさえできれば後は簡単。テントのステーの感覚で、ロープの代わりに木でしっかり三角形になるよう、筋かい兼用の2×4を45センチ間隔で並べて支えます。

 屋根の下地兼壁はスタイロフォームを2枚の構造合板でサンドイッチ状にして作りました。

 床を作り、その下を風通し良くさせることは熱を奪われ、また地温を捨てることになるのでもってのほか。縄文式住居、アイヌのチセ、はたまた蛇・カエルの越冬・冬眠を参考に床は作らず砂敷き。 

 効果

*市販あるいは手作りログハウス内にはいられな30数度の猛暑日でもこの室内にはいられます。真冬も暖房・断熱材のない小屋より温かさがあります。

*台風・強風で一般家屋が揺れた日、どうだったかと建築士に聞かれましたがびくともしませんでした。何しろ筋交いの中にいるので。

ちなみに、電源は写真のように50Ahクラスのバッテリー2個並列と1500Wインバーター。これでマルノコ使用。

週末作業なら太陽光発電しなくてもその都度充電済バッテリー運搬で足りると思います。

 

当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
こちらは絶版です。