小さな家を作ったと言っても、それが広大な豪邸の片隅にあり、そばにトイレ、ふろ、寝室等があるのでは料亭の茶室と同じでお金持ちの趣味に終わってしまって面白くない。
ベルサイユ宮殿の離れにあるお姫様の趣味の田舎屋と変わらない。
自己完結を目指したい。
で、肝心の電気はどうする。
片隅に鉄柱を立て、電気を引き込む人が多い。
電気があれば生活の7割は解決できるのではないか。
パソコン、テレビ、暖房、調理、電気大工道具の使用など多くのことがすぐ可能となる(量的制約はあるが)。
あとはトイレと水問題。
1畳庵には独立型太陽光発電システムを採用した。
パネル出力は100Wにすぎないが、サイン波1500Wのインバーター、鉛開放バッテリー100A弱(大型自動車用)を組み合わせている。
販売店はこういう組み合わせはしないと思うが、大電力電気器具は丸鋸(1KW)のみ、しかも週末の一瞬だけ、という使い方なら十分(長年これでやっている)。考えてみれば車のバッテリーもあの小さなもので始動ごとに100~300A流れている。
お店はモーターの起動電力は定格の5~6倍になると脅かしているが定格1KWを1.5KWインバーターで動かせているのが実態(このあたりは実際に使っている人に聞くのが一番)。
ディープサイクル(自称)・メンテナスフリー(液補充なし)バッテリーと称する近隣外国製の代物は不満足な結果となっているので今は使っていない。
A新聞で若い記者が実践してみた5A生活を行っている人もいる。
普通の生活ならそれで何とかできると思うが、セルフビルド生活を行っている人にとって丸鋸、ジグソーなど主要な電気道具を使えないのはもったいない。せっかく商用電源を使うなら15~20A契約にした方が良いのではないか。