直流安定化電源とDCファン
新しいDCファンの特性を把握するため久しぶりに取り出して使った。
電圧可変の直流安定化電源は「余人をもって代えがたい」独特の価値がある。
一体何ボルトの電圧で動き出すのか。
電圧の変化で動きはどう変化するか。
電圧と電流の値はどう関連するか(電流計と電圧計を二つ入れてあるので関係が直視できる)。
これ、だいぶ前に作った。
オーデイオアンプじゃないけどトランスを使ったシリーズレギュレータでトランスレスのスイッチング電源ではない。
重いし、少し値は張るがわかりやすくノイズは出ない。
トランス二次電圧をロータリースイッチで変えれば出力電圧との差異で生じる熱発生も歯止めをかけられる。
ところでDCファンとの関連でいうと
定格12Vのものでも6vくらいから稼働を始める。回転は弱いがかえって無音でよい。
天気が良く太陽電池が十分に発電しているときDCファンは高回転かつうるさいことがあるが、大体そのとき軽く12Vを超えている。
負荷電流が小さいと太陽電池の電圧は下がらず開放電圧同前の高い電圧がもろにかかってしまう。
トランジスターやICなどが入っている場合は定格値を超えて破損ということになろう。
使用機器にそれらが入っていなくても発電電圧はむやみに高くない、例えば16V位のものを選ぶのがよいと思う。
高回転でうるさい傾向があるならば余禄がある証拠。DCファンを並列させてみてはいかが。
肥料分の多すぎる土壌にサツマイモを植えると葉ばかり茂ってよくないのでその時はサツマイモの苗間距離を短くするとよいと書かれている本があった。似た理屈だ。
初版から増補に変える際、変更を加えた。
・出力電圧可変の三端子レギュレータは出力電流3AのLM350から5AのLM338に (可変電圧範囲は1.2から32Vで同じ)
・トランスは5Aに、ブリッジダイオードは15Aに、コンデンサは4700μFに。
これらはよかったがメーター部を独立させたのはかえって面倒になりよくなかった。
なにごともオールインワン、一個で自己完結というのが優る。
2017.7.21記