かって、塗装がとても好きであった。
障子の桟をウレタン系塗料で塗装→紙やすり掛けを5回ぐらい繰り返すと何とも言えない上質なものになる。人に褒められ、自分でもウフフとなる。(二十歳前後のころ)
そのうち、ピアノまで塗るようになった。
しかし、花粉症の発症と同じようで体内に構築されたナントカ成分が一定レベルに達したのであろうか、アレルギー反応を示すようになってしまった。
キシラデコールは必ず頭痛を引き起こす。
したがって、今は塗装は控えめに、塗るときは活性炭入りマスクをと心がけている。
さて、今回は油性塗料を塗った時のハケ処理について一言。
油性塗料を塗ったらうすめ液(シンナー)かラッカーうすめ液でハケを処理することとされている。
しかし、そのための必要量は半端でなく、費用も掛かってしまうし、においもきつい。だからみな水性塗料を使うようになり、メーカーも続々と水性塗料を販売するようになっている。
ある日プロのペンキ屋さんに教えられた。
いちいちハケのペンキ落としなんかやってられないよ。
どうするんですか?
水につけておくだけ!
だって水では油性ペンキは溶けないでしょう?
だからいいんだ。水が空気を遮断し油を溶かさないで覆うことになる。
次、水の缶からハケを出してそのまま使える。
なーるほど。
多くのDIY塗装工事は土日にペンキを塗り、それでは終わらないので次の土日に再開となる。1~2週間くらい水につけておいても全く問題はない。私は月単位でそうしている。
こうすると空き缶、空き瓶、セブンカフェの紙コップなど全く役に立たなかった物がとても役立つことにもなってうれしい。