車載機の自宅稼働と直流安定化電源の製作
ハンディ―トランシーバ内蔵の電池では出力は低くなり、運用時間も短く限られてくる。
そこで固定運用ではどうするかが課題となっている。
FT817NDに関するネットを見ると面白い。
秋月電子通商で売られているACアダプターにスイッチング電源であるが15V、3A位でハム(雑音の発生)も少なくてよいのがあるというのである。
同店店頭を覗いてみるとネット情報の影響かそれのみ空き箱になっていた。
前に作ったリニア方式の安定化電源がある。せっかくの対雑音発生に効力のある電源トランス使用だ。
本体とメーター部に分けて使いづらくなっているが、これを整備して使いやすいものにすることにした。(上はその完成写真)
回路は20年前の自著掲載のこれが基本。
改良点
1 3端子レギュレータは出力電流が5A,ピークで7AのLM338Kに変更
2 電源トランスは5Aに
3 ブリッジダイオードは15Aに
4 コンデンサは4700μFに
5 放熱器も大きくした。
市販機器にない良さをあげると
1電圧計、電流計二つを設置
2前面に陸式ターミナル、後部に自動車の電気配線でよく使われる250型2極ハウジング
も用意
3今時電気製品ケースに無垢の板を使うものは限りなくゼロだろうが、あえて厚めのラワンを使った。あのアルミ板にないぬくもりを感じる。
13.8vでも5Vでもメーターを見ながら自由に設定できるのはとても便利だ。
簡単な定電圧充電器にはなる。バルク、アブソーブ、フロートと言った高度な充電はできないが。
2018.6.5 記