山小屋・山荘生活に必要なもの ― ヤードで風呂用ドラム缶の調達 ―
ライフラインのない小屋・山荘で生活する場合、ぎりぎり必要なものは何だろうか。
水そしてPCを不可欠とする人には電気だろう。
1 水のために井戸を掘る人がいる。少数だが沢水や雨水で対応する人もいる。
しかし、地域差もあるが最近ちょっと違う様相を示している点がある。
スーパーで無料で飲料水を配るところがあるし、道の駅のようなところで井戸水の利用自由なところが出現しているのだ。
私が利用しているのは、地下100m以上の深井戸で衛生検査も定期的にしているところ。車で行くので20Lタンク2缶で40Lになる。1週間に1度でも使いきれない。手間暇をかけて井戸を掘ったり、濾過に頭を悩ますのがバカバカしくなってしまう。
これを利用できるならそれでいいのではないか。
2 電気の用意は科学技術の発展でより簡便になっている。独立型太陽光発電がマニアのものから誰でも利用できる楽で費用もさほど重くはないものになっているのだ。
お風呂が問題
ヘビーな小屋暮らしをしている人にとって辛いのが30数度の夏の暑さの中で汗と泥に汚れた体。温水シャワーというのが定石だがたまには風呂に入りたくなる様子。
で、拝見すると時折シャバに出てお金を払って入浴している。
その限りで逆小屋生活。
水はあり,火もロケットストーブでクリアならお風呂を作らないのはなぜ?
思うに、①ロケストの上に置くお湯沸かし用大容量容器の調達がコスト的に負担となる。
②そのお湯を入れる浴槽はどうするか
③お湯を浴槽に移す手間が大変
といった難点があるからでは。
湯沸かし容器がそのまま浴槽になれば、上の難点はクリアできることになる。
低コストで思い浮かぶのはドラム缶しかない。
ホームセンターにはけっこうドラム缶が売られている。が、価格は高くはないが安くもない。7~8000円くらいだった。
(訂正 オープンで5420円 クローズで6648円。洗浄、塗装済)
いつも目にするガラクタを集めているヤードがある。
高い塀の中で何をやっているのか疑わしい存在。
ふと思った。もしかして浴槽、水タンクがあるかもしれないと。
生まれて初めて冷やかし気分で入ってみた。
案の定、中国の人がほとんど。事務室に1人日本女性がいただけ。
聴いてみるとFRPは扱っていないがドラム缶はあるとのこと!
値段を聞くと1個千円とホームセンターの七分の1。これは良い。
鉄のドラム缶のほかにポリドラム缶もあった。これも千円。
しかし乗用車に積めるか疑問。
横にして60センチ、ぎりぎり入った。
で2缶とも購入。2千円なりだ。
2015.11.14記