雑誌 チルチンびと
なかなかいい企画をやる。
春号は二つ気になるものがあった。
大江健三郎の生家を訪ねる
土間のある家
四国遍路の時、生家の場所を大々的に知らせる看板等はなく(この点樋口一葉旧宅と同じ)、少し前で右折していたのだ。
かえすがえすも残念。このあたりは四国遍路の記録での愚筆を。
ただ、余裕をもって事前に調べるとかほかに歩いている人がいればわかったかもしれないが、その場合でも外で眺めるだけで中のことはわからない。
(2013.4.6は不要の外出は避けるべしという天気予報の中、自分以外に歩く人はいなかった雨の遍路だった。)
今回のこの特集は部屋の間取りや今住んでいる兄の息子さんの話も載っておりとても参考になる。
早くなくなった父代わりの兄さんもかなりのインテリで弟が今日あるのも兄の力があったことがよくわかる。
たまたま今日の新聞に大江健三郎の記事が大きく出ていた(2018.5.6読売)。
曾祖父は漢学者だったとか。年代は江戸末期か。そういう家系だったのだ。
講談社から今年7月に全集を出すらしいがその関連で年譜や伊丹十三のことそして内面のこともかなり深く掘り下げていた。
聞き手の尾崎真理子記者(元文化部長)は記者でありながらずいぶん各賞を受賞しており優秀さがわかる。信頼を得ての朝日新聞以外のインタビューとなったのであろう。
注)2012年のパリでの写真中央には多和田さんも写っている。春樹と違ってあの賞の推薦拒否はないだろうと思う。
(車谷が糞と書いていたのを想い出す。)
2018・5・6 、5,9記