挫折と再挑戦
先週だったか、夜遅めのTVにアルピニスト竹内さんが出ていた。
8000m14座を目指している過程でのことであるが、あるピーク登頂後下山中雪崩にあって救助されて生還したことについて、
生きているのに人の手で下山した自分に納得できない。
自分の足で歩いたところまで戻って歩きなおしたいと思った。
そんな趣旨のことを話していた。そしてまだ完全には回復していないのに1年ちょっとで再アタックしてもう一度頂上を登って降りたそうだ。
歩き遍路に似ているものがある。
「通し」で計画したが断念せざるを得なかった人も少なからずいる。
そういう人で、時期を改め、「区分うち」に変更して断念した地点から再開するという人が結構いる。
そこまで至らない一つの歩きのなかでも途中車を使わざるを得なかった者が翌日車に乗ったところまで戻ってまた歩き出すという手法は割と多く取られている。
悪くないこだわりと思う。
2015.8.31記