哀(カナ)しいかな,哀しいかな、また哀しいかな。
悲しいかな、悲しいかな、重ねて悲しいかな。(空海)
柳生博さんは80歳近くになって、頼りにしていた働き盛りの息子慎吾さんに先立たれた。
つらいだろう。
回復しがたい落ち込みだろう。
丁度おととい、NHKの番組で一番弟子(甥)に死なれた空海の悲しみの文章が紹介されていた。
理知の天才でも感情の言葉を羅列せざるを得なかった。
最後は人間なんだと却って共感する。
今,出典の「遍照発揮性霊集巻八」を読み始めている。
2015.5.15