日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)と報道
EPAの大枠合意は経済的、政治的に非常に大きい問題。
特に7年で自動車関税が撤廃されるというのは自動車産業のすそ野の広さからしても大きい。
日本の車は欧州では売れないというのが大方の認識だっただろうが、実はそうではない。
最近売れ出しているのだ。特にハイブリッド車が。
アメリカや中国ではハイブリッド車はエコカー扱いされなくなりつつあるという報道はよく報道されているが
どうも日本のメディアは自国の不利なこと芳しくないことは報道するが逆なことは報道したくないかのよう。
嫌いな人の長所は過少報道あるいは無視。短所は過大報道。
好きな人の長所は過大報道、短所は過少報道あるいは無視という傾向が見受けられる。
うまくいった政治交渉を過度に報道すると時の政権にくみすることになってマスコミ各社の基本的立場に反することになるからかな。?
なんだかんだと言っても米中は似ていて自国の利益のためには徹底的に策を弄する性格。
同じ化石燃料を燃やして作る電気に100%依存する電気自動車こそがエコカーなんて本来おかしく、その点米中の政策に異を述べてもいいのに日本メディアは無言。
EUとの貿易が密になることは米中貿易依存による危険性を分散できる点でも非常にメリットがある。
日本車販売増に功績のあった現地外国人責任者には相当の対価で応えるべきだろう。
ベストセラーカーをつくれなかったゴーンに年俸10億、10年で100億支払った意味は何処にあるのか。
それにしてもEPAやミサイル危険より年増女優や政界ゴシップ記事ばかりの日本メディア。
購読料をとる全国紙、聴取料の必要な放送が敬遠されるわけだ。
購読料をとる新聞、聴取料の必要な放送だけを視聴する人間は情報弱者になりつつある時代かもしれない。
2017.7.15記