ヤマザキそしてライセンスビジネスのこと
1 四国遍路とコンビニ
四国では都市銀行が少ないので郵便局のカードを持っていきましょうというのが通説。
確かに3年前、三菱、みずほ、三井住友の3大メガバンクはほとんど見なかった。
しかし、東京圏でみる懐かしいコンビニ(ファミマ、ローソン、セブンイレブン)もちらほら目につき、そこでは3大メガバンクのカードで引き降ろすことができた。
結局郵便局と都市銀行のカードの使用は半々だった。
当時すでに現地四国ではコンビニの再編、新設の動きがかなりめだっていたから今だったら7~8割は都市銀行カードで降ろせるのではなかろうか。そのうち郵便局のカードは不要になるかもしれない。
3年前の話に戻るが、地域によっては―(ディープな田舎)―コンビニなど全くないところもあった。そんな所でもあるのが昭和時代を引きづるようなヤマザキのショップ!
品揃え、店の作り、どう見てもくすぶって古い。
でも店を見るたびにどこか応援したいような気持ちになった。
中学校の時、放課後のクラブ活動で校庭を走り回っている女子について「あの子ヤマザキパンのI社長の娘だよ」と教えてくれる人がいた。
へーと思った。なんでも親の片方は外国人とかでそういえば外人ポイ顔立ちだった。
ただそれだけの事。
くすぶって古いなどというと怒られるだろう。パンの売り上げ自体は隆盛のようで3大コンビニをはじめ全国の色々なお店で売られている。
先年NHKの朝ドラになった洋酒メーカーのトップ夫妻のお話では奥さんが外国人ということで話題となった。片方が外国人のパン屋さんというのも面白いと思うが。
2 ヤマザキナビスコとビッツ
ライセンス契約に基づいてヤマザキが売っているビスケットについてライセンス供給元がその更新を拒絶して自分で生産・販売することになったとのこと(2016.5.11 WBS)。
バーバリーと三陽商会の関係と同じようになってしまった。番組に出ていた学者はライセンス契約では売れれば売れるほどリスクが生じると話していた。
対策は?との問いにその商品以外に有力商品を持つこと、資本関係を持っておくこと、場合によってはブランド会社を買収しておくこと、当初の契約内容で配慮しておくことなどとアドバイスしていた。
こういった事態を考えても米国セブンイレブンを買収していた鈴木さんは天才的企業人だと思う。そうしてなく、今、セブンイレブン名での商行為を認めないなどといわれたら日本経済にも重大な影響を与えることになってしまう。
ヤマザキの当該商号でのビスケット売り上げは1割程度というからそんなに影響を受けることはないと思う。
番組に出ていたヤマザキのトップはやはりI氏というお名前。昔見た女子中学生と親族なんでしょうね。どこか似ている。
PS 番組の終わりに気になる話しがあった。デスニーランド(浦安)はライセンス契約に基づき、その期限は2040何年かとのこと。儲かると思うと米国本社が出てくる可能性がある。大阪は既にそうなっているみたいだし。
2016.5.12記