道路関連施設の塗装工事中に火災が発生し、2名が焼死したとのニュースがあった。
閉鎖的環境下、塗装に使われる溶剤(シンナー)が発火したらしい。
何とも痛ましい。
そんなところでなんで火災が?と不思議であったが、どうやら静電気発生が原因らしい。
バッテリーの取り扱い説明書に、バッテリーにシートを掛けるなとあったことを思い出す。
ほこりや雨を防ぐ善意の気持ちで案外やりがちだ。子供のころ下敷きで静電気発生を面白がった経験があると思うがバッテリーから発生するガスにシートの移動による静電気で発火炎上の可能性があるからだ。
バッテリーの手入れには乾いた雑巾ではなくぬれぞうきんでやれというのも同じ趣旨だ。
HPを見ていてぞっとするのは狭いケースにバッテリー、ヒューズ、スイッチ、インバーターなどををひとまとめに入れている人がいることだ。
バッテリーガスでインバーター精密部品はやられるし、何より怖いのはリレーを含め、接点・接続か所でスパーク発生が考えられる点だ。
液補充の必要がないメンテナンスフリーバッテリーといえども小さな穴が開いており若干のガス排出はある。
ハイブリッドカー室内にある補機バッテリーは排気チューブが外部につながっているし、絶えず車内換気を行っている。同様な注意が必要だ。