低電圧遮断とバッテリー完全放電
独立型太陽光発電と商用電源を切り替えて運用している方の体験記を読むと
バッテリー電圧が低下して警告音が鳴ったりインバーターが遮断されてから商用電源に切り替えるという方が多いようだ。
それって遅きに失してはいないか。
インバーターの低電圧遮断は10.5v位が多いがこれは完全放電電圧(充電率0%)。
(瞬間的なら別だが)
充電器の説明書には10.5vに低下したものは充電できませんとすら書いてあるものもある。
充電率50%というのはバッテリー端子電圧で言うと12.αV。思ったより高い。
自分のバッテリーはディープサイクルバッテリーだから平気だと言われるのかもしれないが、実態はセミサイクルバッテリーでしかないのかもしれないし。
インバーターより充放電制御器の負荷切断電圧のが高い(11.5V位)。だがインバータはバッテリー直結するのが普通だから充放電制御器の負荷切断の効果は受けられない。
充放電制御器の電圧表示やLED表示を絶えず注視しておき、果敢に使用中止するのが望ましいのかもしれないが、そんな暇はない、遠隔地にいて手動操作などできない、という人はどうするのか。
過充電防止は容易だが、過放電防止は難しい。
インバータの低電圧遮断電圧を自由に設定できないなら
できることは明らかに充電>放電としておくしかない。
つまり、フロート充電状態が多いか、ほとんどにしておくしかないと思う。