小屋暮らしと商用電力
小屋を作って安いコストで生活を送ろうとする人がいる。
住む器ができて、さあ、電気はどうするか固唾をのんで注視するところだ。
あっさり電柱を建てて商用電力に依拠するという人が増えている気がする。
もちろんご本人の自由であるが、正直なところがっかりする。
はっきり言って電気と水があれば生活はむづかしくなくまったくもって持続可能。
電気があればテレビも、生命線のPCも、調理も、暖房も、冷房もすべて可能。まさか冷房などと思っていたらそれを行っている人がいて驚いた。
電磁調理器も使う人も増えているらしい。
小屋暮らしに過度な文学的夢を抱く方がおかしいのかもしれない。
アパート代の節約のみが狙いということか。
化石燃料に依拠している商用電力を使う以上ロケットストーブ、薪ストーブにこだわる意味はなくなる。
安価な灯油を使う石油ストーブがあればそれで十分なはず。
もともとコストカットのため山に入って木を拾うというがそれは他人の占有する土地に入って財物を窃取する窃盗罪。
事実上見逃されているが、もしその人がサリン殺人歴のあるオカルト宗教や内ゲバ殺人歴のある超過激派に属するならいつでも別件逮捕ではなく正当に逮捕されうる。
と、まあこんな立論になるが、商用電力使用にはこれに収まらない不快さが新たに生じている。
次の写真を見てほしい。
消費電力は人によって、季節によって異なるが再エネ発電賦課金は順調?に増額している。
これは連系型太陽光発電を行っている人への買電料にあてる原資となるもの。
太陽光発電は環境にいいと言う表向きのもと銭儲けの好きな小金持ち、中金持ち、大金持ちにとって金融商品になっているのだ。
赤い羽根募金で1年に一度100円出すなら我慢できるが1000円×12月分払えと言ったら人は怒るだろう。
でも、電力会社と契約する以上拒むことはできない。
連系型太陽光発電も当初は3~4KWと一般家庭の消費電力量に相応する常識的なものであったが、いまや10Kwクラスが増大している。
少しでも出力を大きくして銭儲け高を増やすためだ。
そしてこのため屋根面積を増やすためにあの鳥小屋的な片流れの屋根を巨大化することになっているのだ。景観より利益優先というわけ。
家族がいて受験勉強に勤しむ子供がいるなら格別、そうでない一人暮らしなら金持ちのお小遣い稼ぎに協力して再エネ発電賦課金を払うなど避けたい。
2017.2.27記