バッテリー(大型自動車用と電動リール用)
全国展開の自動車用品店をのぞいたが一般自動車用の鉛バッテリーもチープ感たっぷりの目玉商品(4000円)を除くと安くない。
メーカー品だと55前後の中規模クラスで2~3万円はする。
こういうお店には必ずと言ってよいほど置いていないのが大型自動車用バッテリーだ。全国を走るバス・トラックは何万台か何十万台か知らないが2個直列にして24Vで使っているのがこのタイプ。
圧倒的にコスパに優れる。大体1万数千円。
安定的、大量に全国で使われる産業用物品は安く信頼に富むので選択してリスクは少ない。
上下水道配管用品、単管、ガルバ鋼、ポリカ板、Zボルトなどはその一例。
私も第2装置のバッテリーとして使っている。
しかし、震災の2011年3月購入。
ずいぶん経つ。さすがに心配になってきたので自宅に持ち帰って一度充電し今後も使えるか吟味し危ういなら廃棄することにした。
劣化が進むと充電しても電圧は上がらない、上がっても負荷をかけるとすぐに低下するなどの症状が出る。
充電して見ると。予想に反してまだ使えそうだ。7年たつというのに。
週一ぐらいで90Aくらいの大電流を引き出している(丸ノコAC100V,1KW弱)。
ネットで外国製ディープサイクルを使っているが短期間で突然死したという記事が散見されるが、それよりずっとタフ。
しかし、これは開放型。排気を考えると狭い室内や車中では使えない。そこが困ったところ。
そこで○○通商などで白い紙箱に入って売られている密閉式バッテリーを使う人も少なくない(L~などの商号)。私もこれまで5~6個は使っている。
が規則正しく定型的に使っていないと突然死するようですべてそうなっている。
万事休す。
そんなある日、アマチュア無線の雑誌「CQハムラジオ」を見ていたら興味を引く記事が目に入った。
アマチュア無線では高い山に移動してそこで無線機器を運用して長距離交信を目指すというものがあるがそこでの電源に釣りの電動リール用の適当サイズのバッテリーを使うことがあり、なかなかの実績であるというのだ。
広告料稼ぎで実証せずにブログに商品を載せる人も一部いるようだが、この雑誌記事はそういうことはなく堅実。
スーパーナットバッテリー 20Ah+充電器+携帯用バッグ込みで8760円とは安い。
イタリヤメーカーらしく、ヨーロッパの名車に純正品として使われているとのこと、まったく知らなかった。
異なる分野の世界を覘くとそこには別の物語の展開があって興味深い。
7kg程度らしいので車で行くキャンプや車中泊に向いているように思われる。
一度使ってみて判断するかな。
2018.7.5記
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