電気自動車とユアサのバッテリー
これに関する日経8月8日の朝刊記事はインパクトが大きい。
以下引用
GSユアサは電気自動車(EV)が1回の充電で走れる距離を2倍に伸ばす新型電池の量産を2020年にも始める。現行の一部EVはフル充電でもガソリン車の半分程度の距離しか走れなかった。新型電池で走行距離をガソリン車に近づける。EVは充電設備の少なさが普及の課題とされている。技術革新によりEVの実用性が高まり、普及が加速する可能性がある。
三菱商事などと共同出資する電池製造会社、リチウムエナジージャパン
距離が2倍でしかも2020年量産!このとおりなら同業他社は真っ青だろう。
ここでピンとくるのがほぼ同時期に話題となっている日産とNECが共同出資で作っていたバッテリー会社を中国に売り渡すという話。
リーフのバッテリーは劣化が強くしかもそのメーカー保証がないことからリーフの下取り価格はとても低いとは自動車評論家K氏がよく口にしているところだ。
上の記事によれば三菱商事はユアサと共同出資している。三菱自動車を傘下にした日産には当然新バッテリーの話しが届いているはず。このことがあって既存バッテリー会社を中国に売り渡すことにしたのではないか。
数年前、ボウイング社の飛行機バッテリートラブルでどうなるか危ぶまれたユアサも今回のニュースで俄然注目。株式界ではユアサの株価が高騰しているらしい。ま、もう遅いでしょうけど。
AI技術より電池を制するものがEV自動車を制する。三洋の丸型PC用リチウムイオン電池使用を基本とするテスラ自動車ってこの先平気かい?パナソニックを切れば済む話かな。
テスラ株を売り飛ばしたトヨタも先見の明があるのかも。
2017.8.10記 ホームに戻る