備品管理と21年前の太陽電池
昔、備品管理をしている先輩に言われたことがある。
ラベルを張るより、武骨でもマジックで書いておく方がずっと意味があると。
剥がされず、消されにくく、書きやすいというのが理由だったと思う。
なんとなくその通りと思い、私物でもそうしてきた。
その実際例が出てきた。
いつ買ったのか、いくらしたのかが最重要だ。これさえあれば資料としての価値も出てくる。
写真のとおり、1994年7月購入、1万8千円ということがわかる。
①12Wで18000円。2015年現在は100Wで15000円程度(中国製)だから10分の1以下になっている。当時はアマチュア無線・ラジオ製作ファンなど一部愛好家が使用していた貴重品だったが、いまや単なる便利グッズあるいは利殖商品(大型システム)になりつつある。
②21年たっていまだ現役。最近パナソニックがHIT太陽電池の保証期間を25年にするというニュースが流れたが、決して無理でないことがわかる。
③ラベルからわかるが当時、個人ユーザーが購入して利用できたのは昭和シェルの製品がほとんどで(代理店は電菱さんだったと思う)他に産業用のものの流出が見られた。
④当時の製品は高かったが作りはガッチリしていた。上に載っても平気、裏から見ても太陽光を通さなかったが、今のものは軽く、薄く、裏にも光が通り、載るなどもってのほか。
(2015.7.25記)