独立型太陽光発電システムのお値段
ある日本メーカーが発展途上国用に製作した独立型太陽光発電システム。
とても安いものになったとの新聞報道があった。
どの程度か気になった。
出力2Kw程と記憶するが、500万円!
何処が安いのか。
物置みたいな小屋ぐるみだが、短期間後に買い替えなければならない消耗品=バッテリーを含んでのこの価格は高すぎる。
岡山県に家族ぐるみで疎開した環境活動家の独立型太陽光発電システムも
500万円ほどといっていた。
どうして?
中国製でそろえればこの1/3以下でできてしまう。
不必要にハイスペックなものを求めすぎるのか、どうせ援助金で賄うのだからぼったくりしておこうぜという魂胆なのか。
現地住民にとって切実なのは何かわかるはずだろうに。
こうしてお客を失っていく。
日本国内でもそうだ。
DIYで外国製パネルを使う人が急激に増えている。
80W国産パネル7万円と100W外国製パネル2万円、どちらにする?と聞くだけ野暮だろう。
部品レベルでもそうだ。直流ブレーカーがほしいが国産品は1万円前後。しかも積極的に小売りに出そうとしない。
中国製なら3000円前後で各種そろっている。中国製は嫌いという人には米国製で2400円くらいである(40A)。
米国製はマリンスポーツ用品なのだ。日本で直流用品というと自動車しか思い浮か
ばないがヨット・クルーザーという部門あったのだ。
デルコバッテリーもその一つだけど。
このままでは日本の太陽光発電関連機器は白物家電と同じことになってしまう。