自動車始動バッテリーの使用と管理
第二装置(12V100W)に使っているバッテリーがこれ。
通説と違う使い方をしている。通説とは
①自動車始動用バッテリーは望ましくない。
②履歴の異なるバッテリーはともに使うべきでない。
③規格の異なるバッテリーはともに使うべきでない。
先日の直径24センチ立木切断に使った電気チェーンソー900wの電源はこれだった。
写真大は大型自動車用バッテリーで2011年購入の95A
写真小は普通自動車用で実に2005年購入の60A程度
(両者とも国産日立系列製)
すぐダメになると言われる自動車起動用バッテリーが10年以上使えているというのは特筆に値するのではないか。
規格、履歴の異なるものをともに使える秘訣は切り替えスイッチの使用にある。
普段は別々に充電し、別々に使用する。
大型負荷稼働時には並列使用する。
販売業者氏はバッテリーとインバーターの間にスイッチを入れるべきでないという。
しかし電源ON,OFFの意味で使っているのではない。インバーター、負荷は完全OFFにしたうえで物理的切り替えに使うだけ。
リレーや接点容量の小さなものはもちろん使わない。(数千円)
バッテリーに1Cの電流を流すとすぐ壊れるともいう。
どうして?
自動車起動時の電流は毎回200A程度なんですけど。2Cなんてざらでしょうに。
65Aと95Aバッテリーを並列にしてのマルノコ、チェーンソー使用は1C以下。
古くなって少々劣化がみられるバッテリーでも短時間、瞬間的使用にはお役にたっている。いわば定年後の再雇用社員の活用だ。
ふだんはほとんど使わず、週末に短時間大型機器を使う程度。これでバッテリー液補充は1年に1回くらいなのでメンテが大変ということはない。
アジア製の自称ディープサイクルバッテリーにはサイクル数150回程度のものがある。つまり半年から1年でお陀仏。
2015.11.18記