5月の庭 ④ 庭園 荒廃と救済
イギリスで庭・園芸愛好家が古い貴族の館を買い取り、そこの荒れ果てた庭園を復興する話を時たま聞く。
家でなく、庭でも使わず手入れを怠ると急速に荒れてくる。ちなみに日本では休耕田の荒れようが話題となる。
庶民の広くない庭でも同じこと。太陽と水に恵まれる日本の気候では放置数十年でなく3か月でそうなってしまう。この写真がそうだ。雑草の中にせっかく築いたものが埋没している。、
で、一生懸命雑草を除去。刈り払い機はむろん鎌も使えず手で一つ一つ抜く。
草が100本あれば手抜き100回。これで半日つぶれた。
やっと見えてきた。
5月の庭 ③ 木に咲く小さな白花とアイリスガーデン
ほとんど顧みられない木に咲く地味な小さな白い花。
花だけ見てもなかなか見分けられない。
イボタノキ
成長は早い。ヤマブキよりずっと大きくなり幹もそれなりに木らしくはなるがあまり太くはならない。
株立ちの様相だ。花に蜂が群がる。
夏みかんが残っていなかったら何の花かわからない。
格調高いとされるモッコク(木斛)と海に近いところに多いとされるトベラの区別ができない。この写真、どちらがどうなのかよくわからない。葉っぱがちがうね。
追記 左がモッコクのもよう。葉は中央部がへこみ、トベラは外に向かって丸くなる。
ピラカンサスは赤い実ばかり注目されるが今の時期、花をつける。とても小さな花。
ちょっと違うものを
いただいたジャーマンアイリス。株分けでどんどん増えてくれる(アヤメ系はとても丈夫)。
アイリスガーデンになってきた。改名しようか。
少し距離を置いて見ると3層になる。
5月の庭 ② ノイバラ
あれ、気が付かなかったがブッシュになっているようなところに白い花が。
ノイバラ
あるいは
野ばら
ノイバラはバラの原生種らしいが鋭いとげがあって、痛い思いをしたことも何度か。
形も様になりがたい。
それで元々自生していたものであるが切ってしまった。
そのつもりだったが、どっこい生きていた。
弱い生物あるいは他とうまくやっていけない生物が荒れた厳しい地に逃げてひっそり生き延びようとすることがある。
高地のライチョウのように。
結果的に似たようなことになった。
2016.5.12撮影
5月の庭 ①v3 カキツバタ、パンパスグラス、アイリス、クローバー、無鄰菴は無理
ミニビオトープ池に突然咲いたカキツバタ。前日まで気が付かなかった。水の中と庭地植え両方あるが後者はまだ。水中の鉢の方がふさわしい模様。
後ろはパンパスグラス
去年の穂が少し残っている。これは生け花でよく使われる。
とにかくバカでかい。家一軒分。葉は尖っていて素手では触れない。
ランドスケープにはピッタリ。
その手前は3段の雨水貯水槽(庭用)。四分の3位が土中なので温度が上がらず太陽光を避けられて藻が発生しないのはメリット。
こちらのアイリスは乾燥が好き。
水草といえばこちらも。放任しているがそのうち清掃しないと
先月より大きくなった。
クローバーには菜の花同様の面白さがある。増やそうと思う。
となるとクローバーの邪魔をする雑草が気になってくる。手で抜く。
丈の低い庭。
何もしないと草に埋没してしまう。京都無鄰菴のようにもっていくには相当な注意と手間が必要だが無理アン。
松の成長は早い(右に見えている)。握りこぶし大がもう1mに。でも大きくなれば松くい虫にやられるのは必定。薬漬けにしないと生きてゆけない生物になってしまっている。
きれいな観光松林はゴルフ場に似た危険性があるという現実。