デング熱とビオトープ

黒メダカ 2015.7.4
黒メダカ 2015.7.4

柳生さんの森が鹿に荒らされて困っているという。

日本全国そうだ。

鹿を食する動物がいない以上そうなる。

オオカミが絶滅した今になってオオカミがいればといっても遅い。

そのうちツキノワグマがそうなるかも。新幹線が通じればヒグマだって可能性がある。

 

今年もデング熱騒ぎの夏がやってくる。

対策に草を刈り、水たまりを無くし、農薬を散布しまくる。

蚊のみならず根こそぎ辺りの生物を殺すことに。

あれほどビオトープがもてはやされたのに。


 

ビオトープは静岡大学の先生が積極的に提唱され、癒しの雰囲気を持つことや生物に詳しい昭和天皇の考えるところと一致することなどもあって段々知られるようになった。

当初は学部でいうと生物を対象とする農,理学部、河川を学問対象とする工学部で研究されていたが、全国的ブームになり、公園でも企業でも各地の学校でも競ってビオトープ作りが行われ、学校のHPでも多く見られるようになった。

 

それが放射能除染の一環としてビオトープ的環境が好くないものとして挙げられ、今度はデング熱対策でそうなろうとしている。

草、森、池、小川を無くしてコンクリートにすることがいいことであるかのよう。


農薬などまかなくてもメダカのいるところならボウフラは殲滅されるのに。

今こそ水辺にメダカをと声を大にして言いたい。

 

自宅で黒メダカを飼っている。

といってもエサもやらずに放任しているだけでヤゴ、スジエビなどが共棲しているのでさほど増えなかった。

しかし、今回、デング熱対策、近隣対策にエコひいきして黒メダカを増やすことにした。

 

① メダカは今の時期よく増えるが生まれた赤ん坊もじきに減ってくる。親に食べられるのが多い。そこで1にも2にも生まれた赤ん坊を分離することが必要になる。

 そうやって分離成長すると今度は自分より小さなものを口にすることも生じてくる。

 したがって大・中・小に分けた方がよいだろう。少々うっとおしいが容器が並ぶことになってしまう。

② では大きくなれば安穏としていられるかといえばそうではない。成魚のメダカも数が激減することがある。

その容疑者はトンボのヤゴ、そして個別の問題であろうが、うちの場合は入っているエビだ。ヌマエビと違い筋エビはどうもう、そしてきわめて強い繁殖力を持つ。

そこで、成魚保護のためエビとは分離し、トンボによる空からの攻撃を避けるべく容器にネットを掛けることにした。

 

メダカ保護用枠付きネットの製作

 

少々こだわっている。単なる農業用ネットではない。①上からエサを投与でき、トンボが卵を産み付けられない網目サイズとする。

②垂れずにピンとネットが張るように二重の板で挟んでいる。

③悪影響がないようペンキは使わず杉板をバーナーで焼いている。焼いて磨いた杉板は驚くほど耐久性を持つ。

コンクリート池の補正

主池のほかに写真のような独立した洋風コンクリート池を用意してある。主池での事故ー病気、水漏れなどーに備えたものであるが、使うこともほとんどなく枯葉が混入して底はヘドロ状態となっていた。

それでも水生植物の生育には使えるので良しとしていたが、デング熱対応にきれいにして主にエビ、タニシ、モを入れることにした。

そのため①オーバーフローと生物流出防止のため、コンクリートで塩ビ管を装着した。

②またここでも枯葉等混入を避けるため枠付きネットを作製した。

(2015.7.4)

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当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
こちらは絶版です。