柳生さんの森が鹿に荒らされて困っているという。
日本全国そうだ。
鹿を食する動物がいない以上そうなる。
オオカミが絶滅した今になってオオカミがいればといっても遅い。
そのうちツキノワグマがそうなるかも。新幹線が通じればヒグマだって可能性がある。
今年もデング熱騒ぎの夏がやってくる。
対策に草を刈り、水たまりを無くし、農薬を散布しまくる。
蚊のみならず根こそぎ辺りの生物を殺すことに。
あれほどビオトープがもてはやされたのに。
ビオトープは静岡大学の先生が積極的に提唱され、癒しの雰囲気を持つことや生物に詳しい昭和天皇の考えるところと一致することなどもあって段々知られるようになった。
当初は学部でいうと生物を対象とする農,理学部、河川を学問対象とする工学部で研究されていたが、全国的ブームになり、公園でも企業でも各地の学校でも競ってビオトープ作りが行われ、学校のHPでも多く見られるようになった。
それが放射能除染の一環としてビオトープ的環境が好くないものとして挙げられ、今度はデング熱対策でそうなろうとしている。
草、森、池、小川を無くしてコンクリートにすることがいいことであるかのよう。
農薬などまかなくてもメダカのいるところならボウフラは殲滅されるのに。
今こそ水辺にメダカをと声を大にして言いたい。
自宅で黒メダカを飼っている。
といってもエサもやらずに放任しているだけでヤゴ、スジエビなどが共棲しているのでさほど増えなかった。
しかし、今回、デング熱対策、近隣対策にエコひいきして黒メダカを増やすことにした。
① メダカは今の時期よく増えるが生まれた赤ん坊もじきに減ってくる。親に食べられるのが多い。そこで1にも2にも生まれた赤ん坊を分離することが必要になる。
そうやって分離成長すると今度は自分より小さなものを口にすることも生じてくる。
したがって大・中・小に分けた方がよいだろう。少々うっとおしいが容器が並ぶことになってしまう。
② では大きくなれば安穏としていられるかといえばそうではない。成魚のメダカも数が激減することがある。
その容疑者はトンボのヤゴ、そして個別の問題であろうが、うちの場合は入っているエビだ。ヌマエビと違い筋エビはどうもう、そしてきわめて強い繁殖力を持つ。
そこで、成魚保護のためエビとは分離し、トンボによる空からの攻撃を避けるべく容器にネットを掛けることにした。
メダカ保護用枠付きネットの製作
少々こだわっている。単なる農業用ネットではない。①上からエサを投与でき、トンボが卵を産み付けられない網目サイズとする。
②垂れずにピンとネットが張るように二重の板で挟んでいる。
③悪影響がないようペンキは使わず杉板をバーナーで焼いている。焼いて磨いた杉板は驚くほど耐久性を持つ。
コンクリート池の補正
主池のほかに写真のような独立した洋風コンクリート池を用意してある。主池での事故ー病気、水漏れなどーに備えたものであるが、使うこともほとんどなく枯葉が混入して底はヘドロ状態となっていた。
それでも水生植物の生育には使えるので良しとしていたが、デング熱対応にきれいにして主にエビ、タニシ、モを入れることにした。
そのため①オーバーフローと生物流出防止のため、コンクリートで塩ビ管を装着した。
②またここでも枯葉等混入を避けるため枠付きネットを作製した。