森林化阻止② 孟宗竹
友人が手伝ってくれたので珍しく共同作業。
複数だと安全性と能率がアップする。この日、19本を切断(手のこ)。
後日電気ノコで根元から整髪予定。
ストックも増加。
燃料化と竹炭化も考えたい。
簡便な方法を模索したい。
森林化阻止 ① ケヤキ
森の中で木に囲まれて生活したい。
このジブリ的発想は都会生活者に多い。田園に移住しても当初はそう思う。
が、しばらくしてとんでもないと知る。
少なくも庶民、貧民にはそう思える。
大木に囲まれては日があたらない
日が当たらなければ作物は育たない。
畑、田んぼは作れない。
お金を出して買えば済む人はいい。そうでない人は暮らしていけない。
子供にまともな教育を受けさせたい、まともな食事をさせてやりたいと思ったら少しでも耕作面積を増やさねば。
そう思って新田を作ってきたのだ。
日の当たる土地の確保は富のためというより飢え回避のための切実な希求なのだ。
木立にハンモックを吊るして緑陰で読書を楽しむなんていう軽井沢的発想は金持ちのやること。
そこそこの木が1本あるだけで日影が増え,根で使えなくなる地面が増してゆく。
新緑が美しく、姿も悪くないケヤキをそのままにしてきた。
が、いつの間にか大きくなり、何とかしなければと思ったときは遅かった。
木は何とか切ったが抜根はできずに放置。
そのうち脇から新芽が出て復活。
天下のケヤキはそこら辺の雑木とはわけが違う。
辺り四方に太い根をだし頑健そのもの。
チェーンソー、のこぎり,おのなど手を尽くしたが抜根は無理だった。
そこで放置。その状態が上の写真。
1年以上経ち、気を取り直して再開。やっと何とかなった。
一本の抜根で3か月もかかるのでは立木だらけの山地などおよそ耕作地化は不可能(除く機械使用)。
事情を知らない都会のロマンチストに売り逃げするのが一番と思うのも無理からぬ。
映画シェーンの冒頭
開拓民の家にやってきたさすらいのガンマンが何を思ったか庭に抜根途中で放置されていた切り株に向かって斧を振り上げていた。
そしてそれに触発された主人も斧を当て始めた。
主人はここまでにするだけで2年かかっていると話す。
西部劇も日本の険しい山暮らしも変わるところはないと知った。
やや、ケヤキがいつの間にか生えている。
可哀想だが。
ウワ!
クスも。
クスノキってあのトトロの木。
10m四方が使い物にならなくなる。