津波とマツ林

 

名のある方(磯田道史さん)が全国紙(2013.4.27朝日)でこれほどストレートにマツの脆弱性を述べている のは珍しい。
また用意周到な論文構成に恐れ入った。
 一文系、歴史系の学者とは思えない内容だ。
 生態学、宮脇さんの学説も踏まえてジャーナリスチックな言い方もしているのでインパクトもある。
 地方大学の准教授ではもったいない。コンクリート片を見誤って活断層がどうのとのたまわった東京大学のルーピー教授よりずっと上等。

 断片的になるが一節を紹介する。

 松林があったところは住宅が破壊されている。松がなかったところの方が住宅が残って いる。
  陸前高田の松原は江戸前期に植林を始めたもの
 松が津波から町を守るというのは百年の時間でみた歴史の知恵にすぎない
 奇跡の一本松は松が防潮の役割を果たせなかったことの象徴物である。
  波高が10mを超す巨大津波になると松林は凶器となる。
  羽衣の松などの老いた松があるのは標高10mを超える三保半島の付け根の一角だけであった。
  歴史的景観になっている松を伐採できるかどうかは人命と郷愁を天秤にかけた覚悟の問題になってくる。


 ここで、もう一つ私から付け加えたい。
  それは松林を維持するのに薬剤の散布が前提となっていることだ(観光地域にみられ る)。健康被害の危険と郷愁との覚悟の問題があることに気づく。

 

 

当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
こちらは絶版です。