その2 ドングリを木にするのは困難
小さな子供がドングリを庭に植え、芽が出るのを喜ぶアニメのシーンがあった。
だが、ある程度大きくなり、苗木状態になったものをさあ、適当なところに移植しようと思ってもうまくいかない。
ホームセンターにもドングリを付ける常緑広葉樹の苗木は滅多に出ない。
なぜか?
太いまっすぐな根しかついておらず移植にふさわしい細かな毛根が付いていないからだ。
宮脇博士(横浜国大名誉教授)の書でこのことを知った。
そして移植できるような方法を教えてくれている。
ポットに入れて育てること。それだけ。
こうすればいつでもOKとなる。
たまたまそのサンプルとなるような状況が生じたので記念写真
残念ながら右は殺処分。自分の経験でもこの状況ではすべて枯れている。
その1
若芽が顔を出していた。
枯れ葉を払うとあちこちに見える。
20本はあろうか。
落ちたどんぐりから勝手に生えたもの。
親はすぐ上にあるシラカシの木。
ヒョロヒョロの苗が10年経たないうちに見上げるような高さになりドングリをつけるようになった。
後ろのクスとトベラは野鳥のふんから育ったもの。
一定の土地があり、放置できる寛容さがあれば森は15年でできる。
45歳から始めれば60歳で森になっている。