⑫土間に防水・断熱コンクリート囲炉裏を作る!
蓄熱は水によることにしたので蓄熱のために大谷石を並べて置く意義は低下した。
そうだ、この山小屋に何か欠けているものがある気がしていたがそれは火の存在だった。
この小屋は基本的に竪穴住居をモチーフにしているが竪穴住居では、土間中央に囲炉裏を置くのを通例とする。
アイヌのチセもそうだ。
今からでも遅くはない。後付で囲炉裏を作ろう。
というわけで大谷石を撤去して囲炉裏を作ることにした。
囲炉裏の意義
囲炉裏は多方面で熱く取り上げられている。
ウイキペディアでは囲炉裏の意義として、暖房、調理、乾燥、照明、団らんなどいろいろあげている。
なるほど。
私流の囲炉裏づくり基本方針
煙を出したり、煙突を付けたりするつもりはない。
炭を置く火鉢的な使い方にするつもりだ。
留意点
土間は湿気に充ちている。そのままでは灰は湿ったものになってしまう。
そこで防水と断熱に配慮したコンクリート囲炉裏にすることにした。
以下製作順に紹介させていただこう。
防水コンクリート面の上に型枠を置いてそこに断熱コンクリートを充填するわけだが、型枠づくりが細かく、面倒なことを嫌う人には向かない。
断熱コンクリートと言っても定番のパーライトコンクリートにしただけ。パーライト、セメント、砂、添加剤、水の比率は人によってバラバラ。
途中で色々変えてみたが基本的にパーライト3、セメント1、砂0.5に落ち着いた。
砂は一握りでも入れた方がいい感じがする。
型枠を外してみると一部低部に失敗カ所。付き固め不足と素人にありがちと言われる水の多すぎを避けようとしてかえって水不足になっていた模様。
そこで内部2面にさらに枠を作って1.5センチ幅くらいでパーライトモルタルを入れることにした。
今度はしつこいくらい混ぜ、丁度おはぎのもち米のようにモチモチ感たっぷりのものにした。
壁からの水気・湿気侵入防止のため外側にも型枠を作って半分ほどの高さ(=土間レベル)に防水コンクリートを充填した。
一応の完成。
なお2か所にVP13の穴を開けてある。
上面にふたをして蓄熱ボックス化し適宜熱の出し入れをするなど遊んでみたいので。 なお、見てくれアップのため周囲を材木で囲むことも考えている。