3 変わらぬ風景 秋葉原駅のミルクスタンド
秋葉原の風景はどんどん変わる。撮っておけばと悔やまれることも。
日の丸無線、広瀬無線はもうない。
日通ビルもない。
秋葉原デパートもない。
駅の古びた三層構造もモダンになってしまった。
秋葉原駅にも変わらぬ姿がある。
三層目のミルクスタンドだ。
奇跡だね。
おしゃれなカフェばやりの時代なのに
店構えは昭和初期
名称がミルクショップにミルクスタンドとは気が付かなかった。
利用者は気取らない、気取れない立ち飲みする庶民
12歳の時から目にし、利用している。
2017.8.3記
秋葉原のこと 1 ロケットと秋葉原
北海道での民間ロケット打ち上げ失敗は残念だったが、次に期待したい。
打ち上げの前日、たまたまTVを見ていたらコスト削減のため秋葉原で安価な部品を購入するシーンがあった。
何処か記憶にある風景。
もしかしてここ?
それは秋月電子通商。この店舗の感じがする。
ここらあたりを見てみよう。
右に見える白い建物は元石丸電気ラオックス。
中国資本に買収され、今、ラオックスの名前も見えない。
この前の道、左側に千石電商があり、少し先に秋月電子通商がある。
千石さんはかって1店舗だったのが今、どんどん増えて数軒のビルにこぎれいな形で入っている。便利なので割と寄るが価格はそんなに安くもない。
秋月さんを逆方向から撮影したところ。
冒頭の部品棚の整然さには隔世の感を感じる。
ここは本来マニアックなお店。今でもジャンク品はおいてありそれを買って成果が出ないと嘆く人もいるが、それは自己責任。
細かい部品を買うときは秋葉原電気街口そばのラジオセンターなどのアーケードか、中央通りを渡ってラジオデパートか、その先を少し歩いてこの2店を覗くというパターンが多い。
2 東京を去っても平気な人、東京を離れられない人
東京に居残ることを揶揄するように言う人がいる。
農業、林業に従事するのならもちろんというかむしろ脱都会が原則だろう。
文筆業など文系仕事の人も田舎暮らしで十分やっていけるだろう。
だがものづくりをする人、特に電子部品を使って作る人は秋葉原を離れられない。
通信販売で間に合うのでは?とも思われるが、それは図書館で開架式書棚がないのと同じ。現物を見て思いつくということがとても多い。
現物を手にすること、新しい商品を目にすることがとても大切。
かって知人が田舎暮らしのTV番組に出た。その人は都市に生活し週末に田舎の茅葺の家で
過ごしている。
元電機メーカーの技術者で現にそういった仕事をしている。秋葉原に定期的に赴くことが必要とのこと。
日本人のノーベル賞受賞にとても力になった浜松ホトニクス社の部品を手にすることができるだけでも青少年の科学する心にどれほどプラスとなることか。
電子部品の販売がなされている限り秋葉原は不滅です。
2017.7.31記