3 土壌法面とメンテナンス

 

 都市では高低差のある隣地との境は境界ぎりぎりまで土地を有効利用するためコンクリ―ト二次製品である分厚い既製擁壁を使うことが多い。

 小さな高低差のあまりない区画で安上がりに、というとブロック壁になるだろう。

 

 郊外でゆとりがあるところでは土のまま緩やかな自然の傾斜にしておくところも多い。

夢ガーデンがまさにその例。

メリットは

 ①豊かな自然感

  好きな花木を並べるとちょっとした生け花のよう

 ②リッチ感もある。

  芦屋や鵠沼の超高級住宅地に見られる高価な石を並べた塀は作れないが土の法面はう

 まくすれば費用ゼロでなぜか似たような雰囲気を出せる。

 ③一見弱そうに見えるが崩れたらいくらでも一人で治せる。

  長年の土圧で膨らんだり傾いたコンクリート擁壁をみると他人事ながら経費の掛かる

 であろう大がかりな土木工事を心配してしまう。

 

  土法面の不利な点は

 ①奥行が1~2m位は必要なこと(悪く言えば無駄になる)。また上部も重量をかけられないので構築物はかなり後退させる必要があること。

 ②管理(例えば除草)が楽ではないことか。

 

 

法面の除草が必要になった。

かなりの傾斜があるので自走式草刈機は使えない(持っていないが)。

 

普通の刈り払い機を斜めに持ち上げながら進んでゆく。

上の方は不安定ながら手を伸ばしたり、傾斜部分に足をかけながら。

 

刈った草を回収し、運ぶのがかなりの手間になる。

 

 終わるとスッキリ。

 奥にはモッコウバラ(黄色)を植えてある。

 手前のスペースにも何か花木を植えたい。

 2017.4.28記

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2 道端U字溝縁の除草

 

夢ガーデン敷地は南向き、平地、方形で一辺は全面舗装道路に面している。

入口は段差もなく車でそのまま敷地内に入れるのでとても楽。

これだけ見ると旧軽の分譲地に遜色ない。日当たりの良さ、人が少ない点では勝る。

これで都市計画区域外だから何かと助かる。

 

ただ、道路に面しているので一定の配慮―除草ーは必要。

道端U字溝縁の狭小隙間に生えた雑草は手で一本一本取るしかない。

 

これを使って取る。

たっぷり2時間かかった。

1年に2回ぐらいは必要

 

 

 

 

 

アフターは以下のように

1 雑草マルチ

 

雑草を避けるため畑でよくみられるのは太陽光を遮断する黒いポリシートだ。

広い畑を持つ農家さんはこれになるのだろうと思う。

その人工的なやり方に疑問を抱く人で地表に雑草を敷く人もいる。

小さな畑なら可能だと思う。

畑でなくても草刈機で刈った草を一カ所にまとめて堆肥を目指すのではなくそのまま地表に残すという人も多い。

雑草マルチになることを期待してのこと。

 

雑草マルチの不徹底さ

刈った草をそのままにするというやり方であるが

多くはバーコード状態で隙間が多く太陽光の完全遮断には程遠い。

じきに草が生えてくる。

種が付いている草を刈った場合は隙間から地表に落ち新たな発芽となる。

 

そこで

① サツマイモの葉を繁茂させ太陽光を遮断する方法も出てくるわけだけど手間暇がかかることは否めない。

② ススキ、パンパスグラスを分厚く敷く方法を考えた。

 この葉というか茎は長く、とても腐りにくくて腐葉土にはなりがたく処理に困るものだ。

 そうだこれをそのまま敷くのはどうか。雑草を厚く均一に敷き詰めるのは大変だがスス

 キ、パンパスグラスならやりやすい。

 

で、集めてやってみた。運びやすく、軽く思ったよりずっと楽。

 

 

厚いススキマルチの上なら太陽光を遮断し種がいっぱいついている草を載せても種は地表に届かないだろう。

従前の雑草の山はこの上に築こう。

そしてススキも1年では無理でも いつかは腐葉土になってくれる。

 

2017.4.24記

2017.4.26記

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当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
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