②-2 床下収納庫から土間収納庫へ

 

 

タケノコから変じた床下収納庫。当初は雨水貯水タンクにしようと思ったが水は余っている。床下収納庫は土間収納庫に使う方が本来の用法に適う。

そうしよう。

 

ただ、キッチン床下の空間に置くのと土中ではだいぶ違う。

心配なのは土圧による変形と大雨の時の浸水だ。

そこで床下収納庫より一回り大きな外箱を作って土中にセットし、その中に入れることにした。

汚れず、必要な時は土壁を棄損せずに収納庫ごと引き上げられる。

12㎜厚樹脂型枠板で箱を作った。2㎜厚アルミアングルで補強したので土圧に耐えられよう。

ただ、底は写真のように塞いでいない。

ここが私流の独特の点であるが、底の変化幅の小さい地温を熱伝導で箱内に伝えさせようというのが狙い。

 

二つをセットすると次のようになる。

今冬のように低温が続く中、保温性をアップしたいときは隙間にもみ殻やロケットストーブでおなじみのパーライトを充填する。

 

 もちろん、ふたもそれぞれに用意して二重にする。

 

 追記 食料保存用にではなく人間の就寝用に長方形のものを作るのも面白いが、内側に板の箱を入れると形態的に棺桶そっくりとなってしまう。土のなかだから土葬になってしまう。

ドラキュラやお岩さんが出てきそうだし、不気味なのでこれは取りやめた。

 

 2018.2.8記

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②-1 話はいきなり横にそれる。

 

人生って結局アリとキリギリスだと思う。

A 今、いやな思いを避け、楽をして暮らすが将来の不安は何ともしがたい。

b 毎日不快な思いをしながら我慢して働くが生涯の生活は保障される。

 

当方異動が多く、年金にかかわる職歴「も」あるのでその側面から一言。

 

教員って新聞を賑わすいじめ、生徒の自殺、親のクレーム等問題が多く気苦労も多い。

辞めたい辞めたいと口にする教員も多い。

実際我慢しきれず定年を待たずに勧奨退職の道を選ぶ人も多い。

 

が、無事定年まで勤めあげると退職金2千数百万円、そして年金がもらえる。年金額はひところ(現在80数歳以上か)300万円に達していた。

 今240万円くらいか。厚労省のモデル年金額もその位だが、これは会社員の夫の厚生年金と妻の国民年金を合算した額。

 夫婦とも教員(公務員)あるいは会社員というパターンが少なくないがその場合は、×2の額を生涯もらえることになる。家は自分のもの、子供は仕上がっているそんな夫婦が70,80,90歳になっても月に併せて40万円のお金をもらえるのは極めて優雅。

 

 一方定職につかず減免を受けながら国民年金掛け金を払ってきた人が65歳になってもらう年金額は月額にして満額6万数千円にはならない。

ほとんどが単身であろうから×2とはならない。

体も弱り、アルバイトもままならなくなれば生活保護しかない。

厳しい資産調査があり、わずかでも自己所有の土地などがあるならその処分が前提となる。

 

 Aの生活を続け、いざとなったらBの生活でやっと資産形成した親の財産をあてにするという生き方もあろうが、世間の人格的評価はどうか。

 

 時間の概念を入れる第三Cの道がある。

 福島原発メルトダウンの時、民主党政権の官房長官が頻発して口にした言葉

「直ちに危険なことはない」というセリフだ。

 これは「危険だ」「危険でない」という矛盾することを同時に言っている。

時間を経れば両者は両立する。ずるい言い方だがまんざらでもないと思う。

社畜の人生を否定するまではカッコいいが、さりとてわずかな収入欲しさでへその下を見せるようなブログ人生は、ある人が消せない刺青を日々しているようなもんだといっているが至言と思う。

 社畜も嫌だが売文稼業もいただけない。

そこで、時間の概念を導入して年限限定で働けばと思うのだ。今厚生年金は必要な掛け金納付期間が10年に短縮された。

32歳くらいまで歯を食いしばって働き一定の貯金をするのだ。期間限定なら運動部の訓練的に我慢できるのではないか。

 

 60歳の人が年金隠居暮らしするには30坪で十分だろうが若い人間が何の裏付けもなく長い人生を山をベースに生きてゆくためには一定の広さがないと発展のしようがない。

そのための一定の広さの取得もまとまったお金があればむづかしくはない。

基本的資金があればへその下を見せるようなブログにしなくて済む。

 

 

前書きが長くなった。

収穫した野菜・穀物を全部食べてしまわないで保存して厳しい冬に備えようというのが本論。

 

以下続く

 

2018.2.6記 v2

 

 

① 土間に野菜(サツマイモ)保存穴

 

2017年12月から2018年1月にかけて、いくつかの懸案事項、新規作業が進展できて結構うれしい。特に1月は充実していた。

 

その1が土間への穴掘りだ。

サツマイモの優位性

 肥料が不要(加えるとマイナスらしい)

 水もほとんどやらなくて済む(地植え)

 連作障害なし

 保存も効く

これはもうソ連のダーチャあるいは戦争中の白洲正子の武相荘的発想からしてサツマイモづくりは毎年の必須アイテムにしないと。

 

保存と温度

 ただ、猫と同じでサツマイモは本来南国の生き物。秋に収穫したものを春先まで保存するには温度管理が必要で12℃くらいないとダメとのこと。9度になると腐ってしまうらしい。

で、小規模なら段ボールに入れて冷蔵庫の上に置いておく(廃熱利用!)人が多い。

 電気がない、量が多い場合はどうする!

 昨今の日本列島の極寒ぶりでは困ったことになる。

 

土中保存しかないでしょう。

山小屋土間残りのブロックを防湿コンクリートで覆わなくてよかった。

計画は早くすべてを終了すればいいというもんじゃないと改めて実感。

 

余分な土を排除することに。

半端な量ではないが、人に頼むのではなく一人で自己完結的に行うのを旨としている。

シャベル一つで黙々とやるしかない。

小山になった。日本一低い山になっただろう。

 

これを見るとまた、立体的創作意欲がわいてしまうがあえて目をつぶる。

概ね50センチ四方の穴を開けることにした。

不整形な物にはしたくないがきちんとした穴掘りって案外難しい。柱を上に置いてそれを基準にすると割とうまくいった。

ここでまたもや発見

関東地方なら少し掘ると粘土交じりの赤土にぶつかる。

そうだ関東ローム層なのだ。

これを使って壁土づくり、不透水層作りに使えるではないか。

大体、江戸時代以前、明治に入ってからもそうだがホームセンターに行ってヌレールとかのインスタント壁土材を購入するなどありえない。

貧しき農民は自分で壁土材から手作りしていたのだ。

 

立木が生えていれば自分で柱を作れるし、地面を掘れば壁土も作れる。

地面があれば非電化の保存装置を作れる。

やっぱりマンションより庭付きの方がいいと思う。

そして家づくりでは土の土間部分を残しておけば無限の可塑性、可逆性、発展性を保証してくれる。

 

 

 2018,2,4記

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当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
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