平屋根上でサツマイモを栽培するプランの顛末

 

防暑方法として緑のカーテンが流行っている。当方も流行に乗ってゴーヤをやってみた。

それはそれでいいが、家自体の温度上昇を防ぐには屋根の防暑が必要だろう。

企業で屋上を実験台にしてサツマイモを栽培しているケースがある。サツマイモの旺盛な生命力、繁茂する弦と葉の活用だ。

切妻屋根の一般家屋[平屋]でできないかやってみた。

 

想像以上に手間がかかった。

①屋根材保護のシートを敷く

②鉢を載せるための水平鉢置き台として4mアルミ製足場台を設置する

③その足場台を屋根に載せるため三角形の足場的なものを複数個作製

④水やりのため屋根に上りやすくするための工夫が必要

などなどたくさんある。

 

結果は?

一応できたが、日本の最近の猛暑には負けた。

平屋根でも屋根上は地上よりずっと熱く[暑いではない]乾燥する。毎日水やりできるなら別だが、小生3日に一度しか行けない。サツマイモは地上の畑では無肥料、水やりなしでも元気だが(地中から水分を吸い上げている)、屋根の上では34度、35度の気温になると3日目には葉が萎れてくる。鉢底に水がたまる程度の工夫では対応できない。

水道にタイマーをつけて散水するしかない。

そんなことをしなければならないのでは趣旨に反する。

実験は陸屋根でいつでも屋上に出られるような構造を前提にした方がよさそうです。

 

当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
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