そうだ奈良にも行こう ⑤志賀直哉旧居
志賀直哉って漱石のようには読まれないが今でも独特の響きがある。
阿川佐和子さんが文化放送のラジオ番組に出ていた時、父阿川弘之の師匠であることを一言述べ、他の出演者がシーンとしたことがあった。
奈良の郊外に旧居があることはかなり有名でいつか行きたいと思っていたが何度目かの奈良でやっと立ち寄れることになった。
標識がかなりあり迷うことはない。
高級住宅街といった雰囲気だ。
豪邸じゃないか。貧乏文士の家というイメージではない。
今、私立学校のものになっているが、説明によると志賀直哉は住宅趣味を持っていたようで、いい職人を使ったこだわりの家だったようだ。
志賀直哉は確か千葉県我孫子市にも住んでいたはず。そこの家はどんなものだったのだろう。
参考 http://mrs.living.jp/kashiwa/tokuhain_blog/reporter/337718
入館料を払ってまで入る価値は感じられず、玄関前を見ておわりに。
春日大社に向かう。
⑥ 春日大社
志賀直哉邸から少し歩いて春日大社へ続く径に入る。
着いた。もっと険しく長いと思っていたらそうでもない。そんなに高いところに位置しているのではなかった。
ちょっと鹿が多すぎる感じ。
東南アジア人は喜んでいるが。
大社は塗り替えが終わったのだろうか色鮮やかだった。
さほど広くはなく、あっけない感じもする。
春日大社を見ておいてよかった。
丁度今国立博物館で展示がある。
⑦ 若草山
若草山へ向かう。
茅葺屋根のお店の先を上るともう若草山だった。
こんなに近かったのか。
低い丘のような感じ。
フェンスで囲まれ有料。だがこれほど有名なヒルはない。入ることに。
入ると小学生の遠足。微笑ましいがよく見ると先生は全員女性。今そうなっているようだ。
右手に原生林を見ながら階段を登る。
登ったと思ったらそこは一つ目のピーク。
二つ、三つとピークが続くのだ。縦走になるとは思わなかった。
結構きつい。独立峰であり、風もあり寒くなった。
何事も漠然としたイメージと実体の間にはずれがある。
おや多数の高齢者や赤ん坊が見える。いかに?
頂上裏に有料道路が来ていたのだ。
これか、正倉院脇につながって空気汚染原因になっているというのは。
頂上には古墳もあり枕草子にも登場するとは知らなかった。
帰りは登ったルートではなく東大寺に降りる道にした。
ずっとなだらかで楽。
木立もきれいだ。